
料理写真にとって温度の表現はとても重要です。出来立ての料理で撮影ができれば良いのですが、湯気が大量にでるほど温かくしてしまうと、見た目が崩れてしまう料理が多いのも事実です。そこで、加湿器を使った湯気表現のテストをしてみました。
スチーム式加湿器だと食材に熱を伝えてしまうおそれがあるため、超音波式を使用。ペットボトルに透明チューブを繋げて実験。チューブの太さによって、かなり変わることもわかりました。逆光ライティングを強くすることでもっと派手目にすることもできるのですが、今回はより自然な再現をテスト。



こういった表現のテストはとても重要。フィルム時代の撮影は、それなりの時間をかけ準備をしてまずテスト撮影(ポラ)、本番用に料理を作り直してもらうのも当たり前でしたが、今は実際に食べられる料理を提供されて、すぐに撮影しなければいけないことがほとんど。出張での撮影の場合は、10〜15分程度でストロボをセットして、実際の撮影は5分程度が限界。
現場で迷ってしまうと、あっという間に料理の鮮度は落ちてしまいます。迷わないために必要なことは、できるだけ同じ環境でのテストを繰り返すこと。でも、スタイルを決めてしまうと、今度は進化しなくなってしまいます。そうならないために絶えず続けることが重要になります。仕事の何倍シャッターを切るかが大切なのかもしれませんね。